夜中にこむら返りになって痛くて目が覚めたり、日中でも脚がつって、なかなか治らなくて困ってる方も多いですね
こむら返りの原因はまだはっきりとは解明されてないそうですが
色々研究はされているので、まとめてみました
原因
○筋肉量の減少→疲労しやすい カルニチン不足を招く(後述)
○筋肉疲労→疲労物質がたまり血流が悪くなる
○血行不良→筋肉に必要な栄養素が届かない 特に脚は心臓から遠い
○身体の水分不足→血行不良になる
○冷え→血行不良になる
○電解質異常→筋肉の収縮と弛緩のバランスが悪くなる(電解質については後述)
病気が上記の原因を引き起こしているもあり
○脊髄の病気狭窄症や椎間板ヘルニア
○糖尿病、腎臓病、肝臓病など代謝に関わる病気
○甲状腺の病気
○動脈硬化や下肢静脈瘤
電解質とはいわゆるミネラルのことで主に以下の種類と、こむら返りに関する特徴があります 食べ物は参考までに大雑把に記しました
○ナトリウム 身体の水分量、浸透圧を調整している 塩、醤油など
○カリウム 神経の伝達や筋肉の収縮に関わる 野菜、果物、昆布など
○カルシウム 神経の伝達や筋肉の収縮に関わる 乳製品、小魚、ナッツ、海藻など
○マグネシウム 筋肉の収縮、弛緩に関わる ナッツ、納豆、チーズなど
調べていくと、「ミネラルでは特にマグネシウムが足りてないんじゃない?」と、専門家の多くが言っているようです
病院の検査で、何が足りてないかわかるのでしょうか?それに関して「検査した」って話は聞いたことがないです
ふくらはぎがつってしまったら?
○まずはゆっくり伸ばしましょう
手を使ってでもいいですし、立ち上がってもいいと思います
また、軽度であれば、寝たままでもふくらはぎが伸ばされるようにスネに力を入れてつま先をクイッと上げる(かかとの突き出すようなかたち)とそれだけでおさまります
○おさまらなければ漢方薬の芍薬甘草湯
芍薬甘草湯は基本はつった時に飲む、今晩は間違いなくつるっていう状態なら寝る前に飲む
毎日つるような人は毎日寝る前に飲むほうがいいっていう専門家もいますが、毎日飲むべきでないって説もあるので、ドクターか薬剤師さんと相談したほうがいいかと思います
「伸ばしても治らない!」「芍薬甘草湯など知らない!家にない!」
そういうケースももちろんあるでしょう そんなときは
○入浴やシャワーで温める
○水(またはお湯)とか、スポーツドリンクを飲む
○「塩を舐めると必ずおさまる」っていうお客様もいました
なども試してみてもいいかもしれません
★最近わかってきていることとして、「カルニチン(Lーカルニチン)の不足でこむら返りが起きている」ということがあります
(以下 「目黒外科」HPより一部抜粋)
カルニチンとは体内の脂肪をエネルギーとして使うのに必要な物質で、ビタミンに似ている
カルニチンの75%は食事により摂取され、25%は肝臓・腎臓・脳など体内で作られる
体内ではカルニチンのほとんど(98%)は筋肉に貯蔵される
食事からのカルニチン摂取が不足したり、肝硬変や腎不全で体内でのカルニチンの合成ができなくなると、カルニチン欠乏になる
また、カルニチンを貯蔵しておくための筋肉量不足でも体内のカルニチン貯蔵量が低下する
筋肉を維持するためのカルニチンが体内で不足すると、筋肉の痙攣が起こるようになり、これが脚のこむら返りのメカニズムである(抜粋終わり)
ミネラル(マグネシウムなど)、カルニチンをコツコツ摂取して、つったときは芍薬甘草湯っていうのがいいかもしれませんね
カルニチンは赤身の肉、魚肉、鶏肉、牛乳などの動物性食物に豊富に含まれており、通常、肉の色が赤ければ赤いほど、カルニチン含有量が高くなる←厚生労働省HPより
こむら返り対策のまとめ
バランス良い食事(給水も)をし、疲れすぎない程度の運動を継続し、暖かくして寝る
サポートとしてはミネラル、カルニチン摂取の継続、対症療法として芍薬甘草湯を飲む
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